台湾の各一軒家に電力メーターが2つある理由

 物価高が止まりません。

 ガソリンを始め、食料品、ありとあらゆるところで値上げです。

 電気代も上がってます。

 皆さんの節約の方法は何ですか?

台湾の家庭で電気代を節約する方法!

 台湾に来てから、ずっと謎だったことがありました。

 それは、家庭にある電力メーターの事です。

 台湾の電力メータ― 

台湾の電気メーター

 こんな風に電力メーターが2つ縦に並んでついてるんです。

 初めは、1階は店舗として貸し出して、2階は自宅、みたいに電力メーターを分けてるのかな~と思っていました。

 でも、どう見ても1階は普通の家、というところばかりです。

 もしかして、1階は自宅、2階を賃貸として貸し出してる?のでしょうか?

 ずっと疑問でした。😟

 ある日、地元の人に思い切って聞いてみました。

 その方の説明を聞いて、なるほど~と思いました。

 答えはずばり、どちらの電力メーターも同じ家の物という事!

 どういうことなのでしょうか?

 台湾の電気代の表はこんなかんじです(夏と夏以外では値段設定が違うので、今回は夏だけご紹介)

  ~120度以下(kWh)   1.63元(約7.3円)

  121~330度(kWh)   2.38元(約10.7円)

  331~500度(kWh)   3.52元(約15.8円)

  501~700度(kWh)   4.80元(約21.6円)

  701~1000度(kWh)   5.83元(約26.2円)

 1001度以上(kWh)    7.69元(約34.6円)

 このように台湾の電気は使えば使うほど、電気の単価がどんどん上がる方式です。

 つまりは、電気はあまり使わないようにということでしょうか。

 それで、電気代を節約する方法は、この120度(kWh)以内に収めるか、330度(kWh)以下に収めると、低い単価で電気代が計算される、という方法のようです。

 台湾で一軒家の場合、三階建てとか四階建ての家が多いので、その家の1階と2階で電気メーター1つ、3階と4階で電力メーター1つとすると、2階でクーラーをガンガン使い、3階でもクーラーを使うとしても、電力メーターは別々で計算されるので、電力メーター1つ当たりの合計度数(kWh)を少なくできる、つまり結果的に電気代の単価を下げることができ、電気代の節約になるという、理由のようです。

 例えば4人家族の場合、日本では平均して、1か月400kWh使うといわれています。

 それを台湾に当てはめてみて、

 電力メーター2つの場合: 

 1つのメーターで半分の200kWhを使うとすると:

  120kWh×1.63元(約7.3円)+80kWh×2.38元(約10.7円)=386元(約1737円)

 それをメーター2つ分なので386元(約1737円)×2=776元(約3474円)

 電力メーター1つの場合:120kWh×1.63元(約7.3円)+209kWh×2.38(約10.7円)+71kWh×3.52元(約15.8円)=942.94元(約4243円)

 それで、電力メーター1つと2つを比べると約167元(約750円)の差額となりました。

 これは考えたことがなかったです。

 真夏だと、クーラーをもっともっと使うはずなので差額はもっと出るはず。

 台湾の家庭に電力メーターが2つある理由はこれだったんですね。 

 これぞ究極の節約術だったのかもしれません。

 台湾旅行の際にはこの電力メーターをちょっと探してみてください。

 2つ連なってついている家が結構ありますので、観光のついでに観察どうぞ。

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中国語を勉強しよう

 それでは、今日も中国の単語を勉強しましょう。

勉強してる人
 「電力メーター」という単語です。

   電表      ( Diànbiǎo )   (繁体字)

       电表      ( Diànbiǎo )   (簡体字)

 台湾旅行の際には、歩きながら、家の壁に2つ連なっている電力メーターを観察してみてください。

 きっとそのお宅は、電気代を上手に節約してる方です。

 

 それでは、

 今日も一日、良い日となりますように。

 KURATYU

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